【大学入試で例えてみる】
香港証券取引所にて上場することを香港上場と呼びます。
仮に東京証券取引所でしたら、東京上場と呼ぶことになります。
ニューヨーク上場やナスダック上場という言葉もありそうです。
香港上場の難易度は証券会社の中ではかなり簡単な部類に含まれます。
大学で例えると、ケンブリッジ大学に入学するようなものです。
日本人でしたら、年に3人くらい居るかもしれませんよ。
大学入試でよくある倍率でしたら、3000倍くらいだと思います。
オリンピックで金メダルを取るのとどちらが難しいか悩みどころですね。
【野球で例えてみる】
ではフォルスクラブは香港上場できるのでしょうか?
香港上場は決して運だけでは達成できるものではなく、確かな実力が必要になります。
果たしてフォルスクラブには香港上場できるだけの実力があるのでしょうか?
結論としては、フォルスクラブは完全に力不足です。
香港上場の合格ラインが、メジャーリーグ入りだと仮定するなら、今のフォルスクラブは中学のシニアで地区大会3回戦程度の実力でしょう。
時速130kmのカーブなどまったく打てません。
フォルスクラブが香港上場するには、色々な面で不足しているといえます。
【階段をコツコツ上がっていく】
ではどうしたらフォルスクラブは香港上場できるようになるでしょうか。
簡単に考えるならば、とにかくお金を稼ぐことだと言えます。
年間売上高が1兆円にでもなれば、香港証券取引所の方も注目するようになります。
ただし年間で1兆円稼ぐのはかなり難しいです。
宝くじを買って当てるのとは違って、商売というものに一発逆転はないのです。
地道にコツコツ階段を登っていくように、お金を稼ぐしかないのです。
しかし、実際に上場している企業を見渡してみると、起業10年以内の若い企業がいくつかあります。
売上高が1兆円いかなくても、香港上場できるチャンスはあるのです。
【毎年10%ずつ成長すればOK】
要は、恒久的に発展し続けられる根拠を見せれば良いのです。
今後数百年に渡って毎年10%ずつ成長する可能性を示せれば、フォルスクラブは香港上場することができます。
しかしそんな可能性を示すのは非常に難解です。
そもそも毎年10%ずつ成長することを10年続けるだけでも大変です。
それ以前に毎年黒字を維持させるだけでも一苦労なはず。
上場を果たすのは、最難関大学に合格するよりも遥かに難しいことなのです。
【最低ラインを突破】
フォルスクラブが香港上場するのは、現段階ではかなり難しいです。
競争相手が数百万社もいますので、それらを押しのけて香港上場するのは奇跡に縋ってもかなり厳しいです。
オリンピック選考会や大学入試でしたら、競争相手次第でなんとかなるかもしれませんが、上場というものは下きりラインというのが存在します。
最低ここまでは到達しないと、何があろうと合格させないラインのことです。
もしもそのラインを満たす会社が無ければ、その年度の新規上場が0になることもあります。
まずはフォルスクラブは、その最低ラインを突破する必要があるといえます。