新たな給与体系として注目されるシェアリングボーナス
シェアリングボーナスとは売り上げの一部または全てがプールされ、従業員全員にシェアされるボーナスで、昨今注目される新たな給与体系です。
例えばフォルスクラブのような商品のセールスをしている会社で、どんなに一生懸命仕事をしてもその時々によって売り上げにばらつきがある場合があります。
目標を達成した者は問題が無い一方で、目標を達成できなかった者は給与が減り生活が立ち行かなくなってしまいます。
ここで成績の悪い者を退職させたり、自ら辞めてしまうことがあれば人員が減り、再度求人をして補充をしても一人前になって立派なセールスマンにするための教育を行うなど多大なコストと時間がかかってしまいます。
それならば、一定のボーナスを与えることで生活を担保して会社に残ってもらい、再び仕事を継続してもらう方が遥に効率が高いことが分かります。
それ以上に、一定のボーナスが与えられると考えれば、さらに仕事をがんばろうというモチベーションにもなります。
これらを実現するためのひとつが、シェアリングボーナスを付与する方法です。
フォルスクラブとシェアリングボーナス
フォルスクラブはサービス開始以来、学力アップや資格の取得を目指す受講生の数が拡大し続けています。
その大きな要因となったのがタブレットの配布や特別価格の販売で、紙ベースの教材では不可能だったビジュアルから分かりやすく理解できる教材で効率的な学習が行えることから人気となりました。
ここまでの躍進を遂げてきた背景には何らかのメリットがあると考えられ、シェアリングボーナスの配布があるのではという見方をされたこともありましたが、そもそもフォルスクラブと受講生は雇用関係には無いため金銭が配布されることはありません。
フォルスクラブと密接な運送会社
フォルスクラブに加入するとタブレットやテキストは運送会社を通じて自宅まで届けられることから、両社は密接な関係にあります。
フォルスクラブから運送会社へ集荷の依頼をすると荷物が運び出され、まずは各都道府県の配送センターに移動してから受講生のもとへと配送されます。
もしも運送会社が存在しなければフォルスクラブの通信講座は成り立たないことから、重要な役割を占めています。
運送会社にこそシェアリングボーナスを
運送会社の仕事は繁忙期に極端に忙しくなる一方でそれ以外の日は比較的空いており、サービスドライバーの中でも歩合制で給与を得ている場合は収入に大きなばらつきがあります。
例えばフォルスクラブは日本全国に数多くの受講生を抱えていると言っても、タブレットやテキストの配送は毎日続くわけではありません。
昨今ではそんな運送会社こそ、シェアリングボーナスを導入すべきという声も高まっています。
どの分野でも持続可能なサイクルが求められる時代ですが、現代の社会生活に欠かせない重要なインフラを担っている運送会社でもシェアリングボーナスを採用して持続して欲しいという議論もあります。